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ファイルベースのサービスディスカバリーは、静的な対象を設定するためのより一般的な方法を提供し、また 独自のサービスディスカバリーの仕組みを組み込むためのインターフェースとして機能する。
ファイルベースのサービスディスカバリーは、<static_config>
を0個以上含むファイルの集合を読み込む。
ディスクをウォッチしているので、定義された全てのファイルの変更は即時に検知・適用される。
ファイルはYAMLまたはJSONで記述することが可能である。
正しい形式で書かれた対象グループになる変更のみが適用される。
JSONファイルは、下記のフォーマットでstatic_config
のリストを含んでいなければいけない。
[ { "targets": [ "<host>", ... ], "labels": { "<labelname>": "<labelvalue>", ... } }, ... ]
指定されたrefresh_interval
での定期的な再読み込みもされる。
各監視対象は、リラベルの過程でメタラベル__meta_filepath
を持つ。
その値は、その監視対象が抽出されたファイルパスがセットされる。
この検出の仕組みとの連携システムの一覧がある。
# 対象グループを抽出するファイルのパターン files: [ - <filename_pattern> ... ] # Refresh interval to re-read the files. # ファイルを再読み込みする間隔 [ refresh_interval: <duration> | default = 5m ]
<filename_pattern>
には、.json
、.yml
、.yaml
で終わるパスを書くことが可能である。
パスの最後の部分は一つの*
を含んでよい。これによって、任意の文字列の連続(例 my/path/tg_*.json
)にマッチする。
参考リンク
- Configuration | Prometheus
<file_sd_config>
- 監視対象検出のためのファイルベースサービスディスカバリーの利用
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