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ROADMAP
以下に記すのは、近い将来に実装する予定の主な機能からいくつかを選んだものである。 予定されている機能および現在の取り組みの完全な概要は、各種リポジトリのイシュートラッカー(例えば、Prometheusサーバー)を参照すること。
Server-side metric metadata support
現在、メトリックの型および他のメタデータは、クライアントライブラリと出力フォーマットで用いられているだけで、Prometheusサーバーで保持されたり利用されたりしていない。 将来は、このデータを利用する予定である。 まずは、このデータをPrometheusのメモリ内に集め、実験的なAPIエンドポイントを通して提供する。
OpenMetricsの採用
OpenMetricsワーキンググループは、メトリックの出力に関して新しい標準を作成中である。 このフォーマットをクライアントライブラリとPrometheus自体でサポートする予定である。
時系列の埋め直し(backfill)
backfillは、過去データをまとめて読み込めるようにする。 これで、過去に遡ってルールを評価したり、他のシステムから古いデータを転送することができるようになる。
HTTPエンドポイントでのTLSと認証
Prometheus、Alertmanager、公式exporterのHTTPエンドポイントには、TLSと認証の組み込みでのサポートがまだない。 これをサポートすることで、外からこの機能を付け足すためのリバースプロキシが必要なくなり、ユーザーがPrometheusのコンポーネントをデプロイすることが簡単になる。
Support the Ecosystem
Prometheusには、幅広いクライアントライブラリとexporterがあるが、 サポートし得る言語、メトリクスを出力すると便利なシステムがまだまだある。 これらの作成、発展においてエコシステムを支援する。
参考リンク
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